ブーケ論
2013年 09月 21日
日々、束ねるブーケ。
ひとつ、ひとつのオーダーに合わせてお作りしています。
(ちなみに上の写真は1万円ぐらいのものになります。)
日本や世界の、あちこちの生産地で育てられ、市場に出荷されたお花達を
新鮮なうちに手の中で作り上げます。
花材、色味、本数、の合わせによっては、
何千、何万、と、きっと数えられないぐらいの数のパターンでブーケを作り上げる事が出来るでしょう。
作り手によって、同じ金額でも、出来上がりは全然違うでしょう。
料理人が、お皿の上で世界感を表現するように、
フローリストが作るブーケ。
それは、直径30cmほどの世界の
小宇宙であり、
作り手の、哲学、美学、想像力、過去や未来など、色々なものが詰まって凝縮されたものだと思っています。
綺麗に均等に配置されたブーケより、
あえて崩した、どこか温もりを感じるブーケが好きです。
香りのあるお花を合わせれば、香りを束ねた調香師になったような気分で実にロマンティックです。
ブーケの歴史は古く、
古代エジプトの王家の墓には、
ドライフラワーになった花束らしきものが、一緒に手向けられていたのが発見されているみたいなので、
きっと古代の人も、現代の人も、
本質的にはそんなに変わっていなくて、きっと花を束ね、花を贈るという事は、人間の本能の何かがあって、自然的な事なのかもしれません。
何気ないブーケも、深く掘り下げて考えてみると、
決して、キレイとかカワイイだけじゃない、
もっと色んな事が見えてきたりして、
面白かったりします。
上の写真のお花のように、10000円以上の予算のブーケは、やはり作りがいがありますね!
ある程度躊躇なく、イイ花使用出来るし、イイ写真も残せる。
これから秋、ギフトシーズン、
本格的なブーケを贈りたいとお考えの方は是非アリュールのブーケをご利用下さい!(*^^*)
秋はイイ花が多いので、
綺麗なブーケを作りたくてウズウズします!
by florist-allure
| 2013-09-21 21:03
| 花との日々